資格を取得するのであれば、教育訓練給付制度を使うことができます。教育訓練給付制度とは、厚生労働省がおこなっている制度で、教育訓練給付に当てはまる教育訓練講座を受けて、それを終えた受講者は納めた講座代金の20％（上限10万円まで）を雇用保険から受給することができる制度なのです。この教育訓練給付制度を利用して資格取得した人はたくさんいます。
しかし、この教育訓練給付制度を利用して資格取得できることを悪用する業者もいる事から注意喚起をしています。
厚生労働省では、こういった悪徳業者の勧誘や、教育訓練給付制度を不正に利用する業者には、厳しく対応してくれています。そのような悪徳業者のやり口も紹介されているのですが、受講しようとする私たち自身が注意を払わなければいけないことは、その気がないのならはっきりとノーを言わなくてはいけないことです。
以前からよく言われるのが、こちらは断った気で、「結構です」と言うのですが、これを悪徳業者は、受諾したと言う意味の「はい」に解釈するそうです。「結構」は、「はい」にも「いいえ」にも受け取れるので、そこを突いてくるわけです。
また、インターネットのプロバイダーの変更に関して電話がかかってくる時によくあるのが、「◯◯から委託を受けご案内しています」というようなケースです。スキル取得のために教育訓練給付制度を活用しようかと利用しようとしている人に対してとなると、「厚生労働省の関連団体」という使われ方をしてくるわけです。前者でも、後者でも、委託するようなことはないと、それぞれ発表しています。
玄関の呼び鈴が鳴ったので出てみると、「市役所の方から来ました」などという人がいるのと同様なことです。「市役所の正式な職員というわけではなく、市役所の方向から来たのだ」というのが、悪徳業者のやり方です。ノーの意思を伝えるときは、「いりません」「必要ありません」と、はっきりと主張しなければいけません。
悪徳業者に引っかからないように、しっかりとリサーチした上で資格取得のための教育を受けましょう。職業訓練給付金が悪徳業者の狙いです。しっかりと教育を受けたいのなら、下調べをしておいたほうがよさそうです。職業訓練給付金制度が使える教室などは多数ありますが、それだから安心して良いということではないということを覚えておきましょう。国と提携しているから安心ということではないようです。
